約 418,829 件
https://w.atwiki.jp/houji/pages/179.html
■2011-12-31 bookmark_hatena 更新 故事・諺のページを作成。 旱魃に飢饉なし 人の牛蒡で法事する 渡り鵯戻り鶫、 熟語 旱魃 牛蒡 漢字 鵯を追加。 年賀状書き終わって、ようやく更新ができました!(^^; いよいよ、平成23年度第2回試験問題の解説も終盤。 文章題まで解説がおわる頃には、ちょうど次の第3回試験になりそうです。 クイズ解答 Q.次のカタカナ部を漢字で答えてください。 ①フヨウヒンを回収する ②全世界にヘンザイする ③部隊をヘンセイする ④突然の雷雨で山小屋にタイヒする ⑤心理をツイキュウする A. ①不用品(不要品もほぼ同義なので○) ②遍在(×偏在) ③編制(△編成) ④退避(待避も文脈上、問題はないので○) ⑤追究(△追求 ×追及) ①「不用」「不要」はどちらも「いらないもの」でありほぼ同義です。 ただ、「不用」の場合は 「もともと使っていたが用いなくなったもの」というニュアンスが強いと思います。 ②「遍在」は、広くあちらこちらにゆきわたってあること。遍(あまね)く在(あ)る。 「偏在」は、ある場所にかたよって存在すること。偏(かたよ)って在る。 ③「編制」は、個々のものを組織して団体とすること。特に、軍隊の組織内容に用いる。 「編成」は、あみつくること。組織し形成すること。いくつかの部分から1つのものを作り上げること。 ④「退避」は、しりぞいて危険を避けること。「退くこと」に重点を置いた語。 「待避」は、わきにさけて事の過ぎるのを待つこと。「待つこと」に重点を置いた語。 ⑤「追究」は、物事の真相や問題点を深く調べ、明らかにしようとすること。 「追求」は、目的の物を手に入れようとして、どこまでも後を追いかけ求めること。 「追及」は、責任などを、どこまでも追い責めること。 心理は、追い責めるものでも、求めるものなく、明らかにするものという解釈が自然。 予告 明日は新年特別企画として当サイトの第一回漢字テストをやります! 乞う御期待!それでは皆様、良いお年を! 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-27 bookmark_hatena 更新 漢字のページに暉 蒼 氓を追加。 「あお」を表す漢字って、「蒼」の他に「青」「碧」などがありますよね。 一般的には「青」が広く使われていますが、 くすんだあお色や血の気のないあお色には「蒼」、 浅緑色から濃青緑色では「碧」などの使い分けがなされるようです。 「鬱蒼」とした森は蒼く、暗い印象なのに対し、 「碧天」「碧空」などは碧く、澄んだ印象ですね。 しかし、「蒼穹」「蒼天」などは「あおぞら」の意で用いられますよね。 もしかすると「くすんだあおいろ」という意味が薄れて作られた言葉なのかも。 ちなみに、2つを合わせた「蒼碧」という熟語もあるみたいです。 (国語辞書に載っていないほどの、漢語寄りの熟語ですが。) クイズ解答 Q.次のカタカナ部を漢字で答えてください。 ①意見をチョウする ②宝を手バナす ③敵にニクハクする ④オソマキながら ⑤グンシュウ心理 A. ①徴する(×調する、聴する) ②手放す(×手離す) ③肉薄(×肉迫) ④遅蒔(×遅巻) ⑤群集(×群衆) 「徴する」は耳慣れない言葉なので難しかったかもしれません。 この言葉は「徴兵」「徴税」など「召す」「求める」などの意味で用いられます。 「手放す」は、誰でも読めますが、書くとなると間違えそうな言葉ですね。 「はなつ」だと「放つ」と書きますが、「はなす」だと「離す」が最初に想起されることでしょう。 「肉薄」は「肉に薄(せま)る」ということ。「せまる」という意味から「迫」を想起しがちですが、 「薄」にも「せまる」という表外読みがあるのです。 「遅蒔」は、時期に遅れて種子を蒔(ま)くことに由来する言葉。 「巻く」「蒔く」「撒く」は、同訓異字の問題でよく目にしますね。 「群集」は、人や動植物が一定の場所に集まること。 対して「群衆」は一定の場所に集まった人々。 「集まるという事象」なのか「集まった対象」なのかが大きく異なるわけですね。 こういう熟語って、一度は間違うという経験をした方がいいのかもしれませんね。 正解だけを覚えるよりも、間違いと正解の両方を覚える方が理解も深まりますし。 私も①と⑤を間違えたので、勉強になりました(^^; クイズ Q.次のカタカナ部を漢字で答えてください。 ①フヨウヒンを回収する ②全世界にヘンザイする ③部隊をヘンセイする ④突然の雷雨で山小屋にタイヒする ⑤心理をツイキュウする 昨日に引き続き、微妙な同音異字を集めてみました。 正解が複数あるような場合でも、より適切な表現ができると好ましいですね。 (例:△「雪解け」 ○「雪融け」) 正解はまた明日ー。 ①フヨウヒン。辞書には「不用品」とあるようですが、「不要品」でも強ち間違っていないような気がします。「新明解」でも「不用・不要」は同義とあります。 ⑤心理をツイキュウする。「真理」なら「追究(追窮)」なのですけどねぇ…これは難しい。理想を追求、責任を追及とともによく出る同音異義語ですよね。しかも紛らわしい。 「雪融け」が本来の用字でしたか。これは知りませんでした。ありがとうございます。 -- (漢字皇子) 2011-12-27 13 58 18 返信が遅くなり申し訳ないです。 ①なるほど。フヨウについては、同義と考えてもよいのですね。 あえて使い分けをするとすれば、 「不要」は「必要ないもの」で、所有しているかどうかを問わないのに対し、 「不用」は「用いなくなったもの、役に立たないもの」であり、所有しているものという意を含むように思います。 ちなみに、「不要」は明治期にできた造語らしいです。 ⑤の問題については、すみません。 「真理をツイキュウする」という問題を出すつもりでした。 しかし、「心理をツイキュウする」という文でも、 日本語として成立してしまうので、図らずしも難問を生んでしまいました(^^; -- (ホウジ) 2011-12-31 08 20 38 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-26 bookmark_hatena 更新 漢字のページに夷 膺 靡を追加。 更新停滞気味で申し訳ないです。 まだ年賀状も書けてないので、年内はこのペースが続きそうです。。。 復習(解答) 1.類義語 ①雁札≒尺牘(せきとく) ②誑惑≒瞞着(まんちゃく) ③嚆矢≒濫觴(らんしょう) ④逆睹≒端倪(たんげい) ⑤繋縛≒桎梏(しっこく) 2.対義語 ①繋留⇔解纜(かいらん) ②乾坤≒霄壌(しょうじょう)(すみません、類義語の間違いです!m(_ _)m) ③荒蕪⇔膏腴(こうゆ) ④禅譲⇔放伐(ほうばつ) ⑤緒言⇔跋語(ばつご) 1. ①「雁札」とは、手紙のこと。「雁の使(かりのつかい)」という故事に由来。 「尺牘」とは、手紙のこと。「牘」は方形の木札のこと。 ②「誑惑」とは、人をたぶらかし惑わすこと。 「瞞着」とは、あざむくこと。ごまかすこと。人の目をくらますこと。 ③「嚆矢」とは、かぶらや(=鳴り響く矢)のこと。 また、古く中国で開戦のしるしに嚆矢を敵陣に向けて射かけたことから、 「物事のはじまり」の意。 「濫觴」とは、「長江も水源にさかのぼれば、 觴(さかずき)に濫(あふ)れるほどの小さな流れである」という意から転じ、 「物事のはじまり」の意。 四字熟語で「嚆矢濫觴」という語もある。 ④「逆睹」とは、物事の結末をあらかじめ見てとること。先見。(「逆」は「先立つ」の意) 「端倪」とは、推測すること。測り知ること。 ⑤「繋縛」とは、つなぎしばること。 「桎梏」とは、足かせ(=桎)と手かせ(=梏)。転じて、厳しく自由を束縛するもの。 2. ①「繋留」とは、つなぎとめること。 「解纜」とは、纜(ともづな:船をつなぎとめる綱)を解いて船が出帆すること。 ②「乾坤」とは、天と地のこと。あるいは陰と陽のこと。 「霄壌」とは、天と地のこと。天地ほどの大きなへだたりを「霄壌の差」という。 ③「荒蕪」とは、土地があれはてて雑草が生い茂っていること。 「膏腴」とは、土地が肥えて作物によく適すること。(「膏」「腴」は「こえる」) ④「禅譲」とは、天子が皇位を譲ること。 「放伐」とは、中国人の革命観において、徳を失った君主を討伐して放逐すること。 「禅譲放伐」という四字熟語もある。 ⑤「緒言」とは、まえがきのこと。 「跋語」とは、あとがきのこと。 書籍紹介 アマゾンで以下の本を購入。 漢字に強くなる本―これは重宝 (1978年) 古い本ですが、なかなか充実した内容の本です。 内容が色々ありすぎるので、目次を以下に紹介。 1.くらしの中の漢字 ①動植物の漢字 ②食べ物の漢字 ③天文・気象の漢字 ④年中行事と祭りの漢字 ⑤冠婚葬祭の漢字 ⑥手紙・挨拶状の慣用語句 2.日常会話によく出る漢字 ①漢字四字の熟語成句集 ②重要熟語・難読漢字集 ③故事・ことわざ語源集 ④日常慣用句の由来集 3.よく似た漢字・間違いやすい漢字 ①よく似た混同しやすい漢字の使い分け ②書き間違いやすい漢字と仮名遣い 4.幸運をひらく名前の漢字 ①赤ちゃんの名づけ字典 ②難読姓氏・珍名奇名集 5.数の漢字・数づくし名数録 目次を見てるだけでそそられるものがありますね(私だけ?) では、今日は「書き間違いやすい漢字と仮名遣い」からクイズを出してみましょう。 クイズ Q.次のカタカナ部を漢字で答えてください。 ①意見をチョウする ②宝を手バナす ③敵にニクハクする ④オソマキながら ⑤グンシュウ心理 簡単なようで、意外に間違えてしまうかもしれません。 正解はまた明日ー。 聴、放、肉薄、遅蒔、群集…で、「しょうする」が間違いですね。いやぁ、「スル動詞」はなかなか難しいですね( _ ) -- (漢字皇子) 2011-12-26 15 10 16 失礼、「ちょうする」でしたねm(__)m -- (漢字皇子) 2011-12-26 15 10 48 ②~⑤まで正解です!流石ですね。 私は群集心理を群衆心理だと思っていました・・・。 -- (ホウジ) 2011-12-27 00 15 11 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-23 bookmark_hatena 更新 漢字のページに慟 哭 坦を追加。 時間が無いときは復習型の簡易更新になります。 というわけで、本日も復習。 復習(解答) 1.四字熟語 ①零絹尺楮(れいけんせきちょ) ②跛立箕坐(はりゅうきざ) ③蹈常襲故(とうじょうしゅうこ) ④含英咀華(がんえいしょか) ⑤吹毛求疵(すいもうきゅうし) 語群:しょか、せきちょ、きゅうし、はりゅう、とうじょう 2.熟語と訓読み ①鑚仰・鑚める(さんぎょう、きわめる) ②震駭・駭れる(しんがい、みだれる) ③跌宕・跌える(てっとう、こえる) ④震懾・懾れる(しんしょう、おそれる) ⑤樛結・樛わる(きゅうけつ、まつわる) 以下、四字熟語について解説。 ①「零絹尺楮」は絹や紙の切れ端、または書画などの小片のこと。 「零」は僅かなこと。「尺楮」は短い手紙。 ②「跛立箕坐」は非常に無作法なさま。 「跛立」は片足で立つこと。片足で立ってみたり、両足をなげだして座ったりすることで、 讒言(ざんげん)をして少しずつ人をおとしめること。 ③「蹈常襲故」は従来のしきたりや方法を受け継いで、そのとおりに物事を執り行うこと。 「蹈」は踏む、「襲」は受け継ぐの意。 「常(つね)を蹈(ふ)んで故(こ)を襲(おそ)う」と訓読する。 略して「蹈襲」といい、現代表記では「踏襲」となる。 ④「含英咀華」は美しさをかみ締め、ゆっくり味わうこと。 「英」は房のようになって咲く花。「咀」は「かむ」の意。 ⑤「吹毛求疵」とは、無理に人の欠点をあばこうとすること。 また、人のあらを探そうとして、かえって自分の欠点をさらけだすこと。 「毛を吹いて疵(きず)を求む」と訓読する。 復習 最近間違った問題。 1.類義語 ①雁札≒□□ ②誑惑≒□□ ③嚆矢≒□□ ④逆睹≒□□ ⑤繋縛≒□□ 2.対義語 ①繋留⇔□□ ②乾坤⇔□□ ③荒蕪⇔□□ ④禅譲⇔□□ ⑤緒言⇔□□ 類義語・対義語の語群:こうゆ、らんしょう、しっこく、ばつご、かいらん、ほうばつ、せきとく、まんちゃく、しょうじょう、たんげい 解答はまた明日ー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-22 bookmark_hatena 更新 漢字のページに侈 曩 隘を追加。 1級試験対策継続中。 以下、昨日と同じ復習型で進めます。 復習(解答) 1.訓読み ① 諸兇既に去るに【曁(およ)】ぶ ② 笑う莫れ 農家臘酒の【渾(にご)】れると ③ 盛時再びすべからず 百年忽ち我に【遒(せま)】る ④ 今に【訖(いた)】るまで改めず ⑤ 余年幾許も無きを【懍(おそ)】れる 2.ことわざ、故事成語 ① 朝菌は晦朔を知らず、【ケイコ(蟪蛄)】は春秋を知らず ② 浸潤の譏り、【フジュ(膚受)】の愬え ③ 普天の下、【ソット(率土)】の浜 ④ 禍は【ショウショウ(蕭牆)】の中より起る ⑤ 【エンソ(偃鼠)】河に飲むも腹を満たすに過ぎず 以下、ことわざ、故事成語について解説。 ①「蟪蛄」とはニイニイゼミのこと。夏の間しか生きないので、春と秋を知らずに死ぬ。 転じて、人生のはかないことのたとえ。また、見識や経験の狭いことのたとえ。 ②「浸潤の譏り」とは、水が物に次第にしみ入るように、 讒言(ざんげん)をして少しずつ人をおとしめること。 「膚受の愬え」とは、膚(はだ)に傷つけられるように痛切なこと。 ③「率土」とは、「地の続く限り。国のはて。」という意味。 「率土の浜(そっとのひん)」とは、陸地のはての海浜。国土のかぎり。 ④一家の内部からおこる騒動。 「蕭牆」とは屏風、塀などのかこい。転じて、一家の内部。 ⑤もぐらが河で水を飲んでも、腹いっぱいより多くは飲むことができない。 人はおのおのその分に安んずるのがよいとのたとえ。 「偃鼠」とはもぐらのこと。 復習 本日間違った問題。 1.四字熟語 ①零絹□□ ②□□箕坐 ③□□襲故 ④含英□□ ⑤吹毛□□ 語群:しょか、せきちょ、きゅうし、はりゅう、とうじょう 2.熟語と訓読み ①鑚仰・鑚める ②震駭・駭れる ③跌宕・跌える ④震懾・懾れる ⑤樛結・樛わる 解答はまた明日ー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-21 bookmark_hatena 更新 漢検問題のページの解答に落暉 蒼氓を追加。 漢字のページに奢を追加。 基本、毎日更新で考えてますが、ちょっと年末の忙しさもあり今月はペース落ちるかも。 あと、1級試験対策にも時間割かないとね。 復習 漢検1級の学習を進めていて、最近間違った問題をさらしてみる。 皆さんはいくつ分かりますか? 1.訓読み ① 諸兇既に去るに【曁】ぶ ② 笑う莫れ 農家臘酒の【渾】れると ③ 盛時再びすべからず 百年忽ち我に【遒】る ④ 今に【訖】るまで改めず ⑤ 余年幾許も無きを【懍】れる 2.ことわざ、故事成語 ① 朝菌は晦朔を知らず、【ケイコ】は春秋を知らず ② 浸潤のそしり、【フジュ】の愬え ③ 普天の下、【ソット】の浜 ④ 禍は【ショウショウ】の中より起る ⑤ 【エンソ】河に飲むも腹を満たすに過ぎず こうやって、間違った問題さらすのって、自分の復習になっていいかも。 今後も、続けていくかもしれません(^^ クイズ解答 Q.「崇」の部首は次の内どれでしょう?(難易度:2級) (山,宀,示,屮) A.山 解答して下さった方、残念でした(><) これは意外ですよね。。。 私も「示」と答えて外してしまいました。 「崇(あが)める」とはいかにも神仏関係の言葉ですから、 「示」が適当かと思ったのですが。。。 「崇」は形声文字であり、「山+(音符)宗」で「たかい」の意味を表すそうです。 「崇」の訓読みにも、たしかに「たかい」という読みがありますし、 人名でも「たかし」と読むことが多いですね。 「あがめる」という字義は、 「たかい」→「たかくそびえるものをあがめる」という派生義のようです。 よって、原義の「たかい」を表すものとして部首は「山」になるようです。 こうやってきちんと成り立ちを繙いてみれば納得ですね(^^ さて、今日のクイズは先ほどの1級問題10問に代えさせて頂きます。 解答はまた明日に。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-18 bookmark_hatena 更新 漢検問題のページの解答に逸足 膺懲 風靡を追加。 少し更新が滞っておりました。楽しみにして下さってる方には申し訳ないですm(_ _)m さて、出ましたマイナー熟語の「逸足」。 「いっそく」を書けと言われても思い浮かぶのは、靴下一足とか、ギア一速ぐらいなもので。 こういう問題に対しては、語彙力が大切。 これを機に「逸足」という言葉を自分の語彙にしっかり定着させてみようと思います。 そのために大切なのは用例を探すこと。 Webで検索してみたところ、 「門下の逸足」「○○館の逸足」などのように、 ある組織や集団の中で抜きんでている際に使われることが多いようです。 また、四字熟語に「高材逸足」という言葉がありました。 「高材」「逸足」ともにすぐれた人材の意味で、 「高材逸足の士」などという使われ方が多いようです。 さらに、ことわざに 「馬逸足と雖(いえど)も輿(よ)に閑(なら)わざれば良駿(りょうしゅん)と為(な)さず」 というものもありました。 これは、「いかに足の速い馬であっても、車を引く訓練がなされていなければ、良い馬とは言えない」ということ。 いかに資質があっても、それを磨かなければ価値はないという教えの例えのようです。 また、最近の用例では逸品として扱われる靴を指して「逸足」と呼ぶようですね。 調べていたら、スニーカー関連のサイトがいくつかひっかかったので(^^; これで逸足という言葉がだいぶ身についた気がします。 「高材逸足の士」とか、機会があれば一度使ってみたい言葉ですね(^^ クイズ解答 Q.「疝」の訓読みとして最も不適切なものは次の内どれでしょう?(難易度:漢検配当外) (あたはら,しらたみ,せんき,しょきあたり) A.しょきあたり とある漢字難読クイズで答えられなかった問題を出題してみました(^^; 漢検配当外ともなると、完全に非日常語の世界になってしまいます。 しかし、私はそういった言葉に一種の魅力を感じます。 「いにしえのことば」というと言い過ぎかもしれませんが、 失われた言葉のもつ不思議な響きを感じてしまうのですよね。 いや、辞書に載ってるので「失われた」というのも不適切ですが(^^; さて、解説。 「しょきあたり」とは漢字で書くと「暑気中たり/癨たり」。 夏の暑さのため病気になることで、あつさあたりとも呼ぶようです。 今で言う熱中症ですね。 「せんき」とは漢字で書くと「疝気/疝/痳」。 漢方で腰腹部の疼痛(とうつう)の総称。 (「疼痛」とは疼(うず)くようなずきずきとした痛み) 特に大小腸・生殖器などの下腹部内臓の病気で、発作的に劇痛を来し反復する状態。 もとは「疝気」という漢語のようですが、次第に「疝/痳」の一字の訓読みになったようです。 「あたはら」「しらたみ」はいずれも「疝」と書き、腹が急に痛むことを指します。 「疝気」に対応する和語として、「倭名類聚鈔(わみょうるいじゅしょう)」という 日本最古の漢和字典に載っているそうです。 倭名類聚鈔は、大漢和辞典、康熙字典に次いで欲しい辞典の一つ。 いつか、安価で電子書籍化してくれると嬉しいなぁ。 クイズ Q.「崇」の部首は次の内どれでしょう?(難易度:2級) 選択肢 選択 山 (1) 宀 (1) 示 (1) 屮 (0) 明日の更新はお休みします。 解答はまた明後日に。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-16 bookmark_hatena 更新 漢検問題のページの解答に狭隘 慟哭 坦夷を追加。 昨日の「奢侈」に続き、これら3つも似た意味の漢字を重ねた熟語ですね。 昨日みたいに熟語を探すのは骨が折れるので、代わりに 「せまい」「なげく」「なく」「たいらか」と読む漢検配当漢字を列挙してみましょう。 せまい:狭/隘/陜/陋/窄/湫/狷/褊/阨/齷 なく :鳴/泣/哭/啼/牟/呱/唳/涕/喑/啾/喞/嚶 なげく:嘆/歎/慟/慨/吁/咨/唏/喟/嗟/愾/慷/欷 たいらか:平/夷/坦/幵 こうしてみると、組み合わせられそうな熟語がちらほらと… 狭窄、狭陋、褊隘 慷慨、咨嗟、吁嗟 平夷、平坦、夷坦 これを書き出しながら、喑、嚶、幵という漢字を初めて目にしました。 まだまだ勉強がたりないなぁ。 次の1級試験も、だんだんと迫ってきてるのですよね。 実は、あまり勉強が進んでなかったり…(ーー; 小ネタ 「贔屓(ひいき)の引き倒し」という言葉を御存知でしょうか。 意味は「ひいきすることによって、かえってその人を不利に導くこと」なのですが、 この言葉の由来がなかなか面白いです。 「贔屓」とはもともと中国の伝説上の生物で、竜が生んだ九匹の子の中の一匹を指します。 贔屓は、亀の姿をしていて、重いものを背負うことが好きなため、 いつも背中の甲羅に大きな柱を乗せているのです。 そして、贔屓を引っ張ると、甲羅の上に乗っている柱が倒れてしまうことから、 この言葉ができあがったのだとか。 ちなみに、竜が生んだ九匹の子を「 竜生九子 」といい、 比較的有名なところでは「饕餮(トウテツ)」なども含まれているようです。 機会があれば、竜生九子の伝説が綴られた本なんかも読んでみたいなぁ。 クイズ解答 Q.1級配当漢字のうち、もっとも長い訓読みを持つ漢字は次の内どれでしょう?(難易度:1級) (訓読みは「漢字必携1級」に記載されているものを対象とします) (蔘,輀,驢,鯢) A.蔘 解答された方、ご名答です!(^^ 解答の「蔘」の訓読みは「ちょうせんにんじん」で、なんと9文字! 漢字界隈では、しばしば話題にのぼるので、御存知の方も多いかもしれません。 ちなみに、「輀」は「ひつぎぐるま」、「驢」は「うさぎうま」、 「鯢」は「さんしょううお」でした。 ちなみに「うさぎうま」とはロバの異称だそうです。 しかし、「ひつぎぐるま」は、国語辞典に載っていない… さすがにそんな訓読みは出題されないと信じたいです。 なので、わざわざ新しい言葉として覚えずとも、 「ひつぎをのせるくるま」という字義として解釈しておけば十分かも。 クイズ Q.「疝」の訓読みとして最も不適切なものは次の内どれでしょう?(難易度:漢検配当外) 選択肢 選択 あたはら (4) しらたみ (1) せんき (0) しょきあたり (6) 聞いたことがない和語ばかりだと思いますが、 ちゃんと国語辞典に乗っている言葉ですよ(^^ 解答はまた明日ー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-15 bookmark_hatena 更新 漢字ページに搏、漢検問題のページの解答に奢侈 曩祖を追加。 「奢侈」は「おごる」という字を2つ重ねてできた熟語ですね。 しかし、「おごる」と読む漢字や、それらを重ねてできる熟語は、他にもたくさんあります。 「驕る」+「奢る」=「驕奢」 「驕る」+「泰る」=「驕泰」(=驕汰) 「傲る」+「慢る」=「傲慢」(=慠慢) 「傲る」+「倨る」=「傲倨」(=傲踞) 「倨る」+「傲る」=「倨傲」(=倨敖、倨慠、踞傲、踞敖) 「倨る」+「慢る」=「倨慢」 「倨る」+「驕る」=「驕倨」(=驕踞) 「偃る」+「蹇る」=「偃蹇」 「侈る」+「泰る」=「侈泰」(=侈汰) 「侈る」+「靡る」=「侈靡」 「奢る」+「靡る」=「奢靡」 …書き出してみたものの、思った以上に数があり驚いています(^^; 「おごる」と一言で言っても色んな表現があるのですねぇ。 書籍紹介 2週間ほど前に購入した以下の書籍を読み終えました。 政治家はなぜ「粛々」を好むのか―漢字の擬態語あれこれ (新潮選書) 「粛々」「颯爽」「逍遙」などの漢語は、いわゆる「漢字の擬態語」であり、 擬態語が日本に伝わる際にどのような変化が生じるのかを、 様々な熟語に基づいてひもといた一冊。 いわゆる連綿語と呼ばれるさまざまな熟語や、 漢字の歴史における用例の変遷を知ることができとても面白かったです(^^ 上述した「偃蹇(えんけん)」もきっと漢字の擬態語でしょうね。 もともと「偃」「蹇」いずれにも「おごる」という意味は無いのです。 おそらく「偃蹇」という擬態語から逆算して訓読みの「おごる」が当てられたのだと思います。 クイズ解答 Q.「臭」の部首は次のどれでしょう?(難易度:2級) (自,目,大,犬) A.自 解答された方、残念でした!(>< 「犬」の選択肢は、漢字に明るい方ほどひっかかると思い用意したトラップ選択肢でした(^^; 「臭」の旧字は「臭」であり、「自+犬」の会意文字なのです。 しかし、ここで「におい」に関する漢字だから「犬」が部首だろうとするのは早計です。 実は「自」は「はな(鼻)」を象形した漢字なのです。 例えば、「鼻」にも「自」が含まれますよね。 もともとは「自」が「はな」を意味していたのですが、 次第に「はなを指さして自分を指し示す」ことから「自(みずか)ら」の意になったそうです。 というわけで、「臭」の部首は「自(はな)」となるのでした。 クイズ Q.1級配当漢字のうち、もっとも長い訓読みを持つ漢字は次の内どれでしょう?(難易度:1級) (訓読みは「漢字必携1級」に記載されているものを対象とします) 選択肢 選択 蔘 (11) 輀 (2) 驢 (4) 鯢 (4) 「漢字必携1級」を眺めていると、 試験には出題されなさそうな読みがたくさんあって、なかなか面白いです(^^ 「祇」で「くにつかみ」とか、「竈」で「へっつい」とか、 見てる分には興味深いですが、試験で出題されたら解答できなさそう・・・ さて、今日はこのあたりで。 解答はまた明日ー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-14 bookmark_hatena 更新 漢字ページに覦 澆 漓を追加。 覦、澆、漓。いずれも難解な漢字ばかりですねぇ。 マイナーな漢字になればなるほど、熟語の数が少なくなるので、 まとめて覚えると、頭に入りやすいかもしれません。 漢検漢字辞典に記載されている熟語を列挙すると、 「覦」は「覬覦」 「澆」は「澆季」「澆末」「澆薄」「澆漓」「澆灌」 「漓」は「淋漓」「澆漓」 などが記載されていました。 漢字源を引いてみると、これに加えて 「澆訛」「澆偽」「澆詭」「澆漑」「澆世」「淳澆」など幾分数が増えますが、 意味で分けるとほとんど同じようなものばかりです。 「澆」の熟語を整理すると、以下のようになります。 澆季=澆末=澆世:道徳が衰え人情が澆(うす)くなった時代。 澆訛=澆偽=澆詭:軽薄で偽りが多いこと。 澆漓=澆薄 :人情が澆いこと。 淳澆 :人情が淳(あつ)いことと澆いこと。 澆灌=澆漑 :田畑に水を澆(そそ)ぐこと。 『「澆」の訓読みは「うすい/そそぐ」』というだけでは、なかなか記憶に定着しませんが、 このように熟語で整理すると「人情がうすい」「水をそそぐ」の意味があるのだなぁ、と しっかり理解することができますね(^^ 他の色んな漢字についても、表面だけを切り取って暗記するのではなく、 できるだけ一字一字について深い理解を得られるように努めたいものです。 クイズ解答 Q.「又」を四つ重ねると「叕」になります。 次の内、四つ重ねて別の漢字にすることができない漢字はどれでしょう?(難易度:漢検配当外) (馬,魚,林,風) A.馬 解答されたお二方、ご名答です!(^^ マニアックな問題でもあっさり解答されてしまうのが恐ろしい。。。(^^; さて、解説に移りましょう。 馬は三つ重ねた「驫」という字はあるのですが、四つを重ねた字はないようです。 一方、魚、林、風については {䲜 ■2011-12-13 bookmark_hatena 更新 漢字ページに箴 貽 覬を追加 「貽」は形声文字なのですが、直感的には「イ」とは読めないですよね。 それはもちろん「台」といえば「タイ/ダイ」のイメージが強いわけでして、 「怠惰」「危殆」などはそれで読めるのです。 ところが1級配当漢字になると、「貽謀(イボウ)」「怡楽(イラク)」「笞撻(チタツ)」など、 「イ/チ」の読みが多いのです。 この読みに馴染むために、常用漢字から同様の例を探してみると、 「始(シ)」や「治(チ)」がありますね。 これらの漢字もれっきとした形声文字。 つまり「台」には「タイ/ダイ」系の読みと「イ/シ/チ」系の読みがあるわけです。 このように、構成要素となるパーツの読みのパターンをきちんと把握しておけば、 本試験で、見たことがない漢字でも推測で解答できる可能性が高まりそうですね(^^ もっとも「冶(ヤ)」などの形声文字ではない漢字には通用しないのですがね(--; 今年の漢字 今年は「絆」が選ばれましたね。 ツイッターで眺めている限りでは、この字が選ばれたことに対して 否定的な意見を多く目にしましたが、私はどちらかというと賛成です。 もっとも「世相を表しているかどうか」という本質を捉えず、 常用漢字ではない漢字が世間の注目を集めている、ということを喜んでいるだけなのですが(^^; 2003年には「虎」が選ばれましたが、これも当時は常用漢字ではありませんでした。 しかし、今では世間の認知度も非常に高まったため、ついに2010年に常用漢字入りを果たしました。 2010年度の改訂では、一挙に196文字もの漢字が常用漢字に追加されましたし、 今後、ますます多くの漢字が一般的なものになればいいなぁ、と願ってしまいます。 例えば、一昔前では日常的ではない「萌」や「呟」なども、インターネットの世界ではもはや頻出漢字。 今は陰に潜んでいる漢字も、いつか大きく取り上げられる日がくるかもしれませんね(^^ クイズ解答 Q.次の内、表すものが異なる仲間はずれの単位どれでしょう?(難易度:1級) (咫,仞,畝,珊) A.畝 解答された皆様、残念でした!(>< ちょっと難しかったかもしれません。というわけで早速、解説をば。 解答の「畝」は面積の単位。他の3つは長さの単位でした。 【畝】は日本と中国で面積の大きさが異なります。 日本では「1畝」(「畝」は「せ」と読む)が30坪。 中国では「1畝」(「畝」は「ホ」と読む)が古くは100坪、後に240坪を表すようです。 【咫】は「あた」と読み、手のひらの下端から中指の先端までの長さ(約18cm)を指します。 「八咫烏(やたがらす)」や「八咫之鏡(やたのかがみ)」などの名前はここに由来し、 「八咫(やあた)ほどの大きさ」、すなわち「大きい」ということを表しています。 【仞】は「ジン」と読み、中国古代の高さ・深さの単位です。 8尺・7尺・4尺・5尺6寸など諸説あるそうですが、今のところ7尺説が有力だそうです。 「獅子は我が子を千尋の谷に落とす」と言いますが、「千尋」は「千仞」とも書きます。 ちなみに、1級配当の四字熟語で「千仞之谿」という言葉もあります。 【珊】は「サンチ」と読み、フランス語の「サンチメートル」のこと。 その昔、大砲の口径などをあらわすときに用いられた漢字のようです。 ちなみに長さは、英語のセンチメートル(=「糎」)とまったく同じです。 他にも単位となる漢字はたくさんありそう。また、いずれ探してみたいと思います(^^ クイズ Q.「又」を四つ重ねると「叕」になります。 次の内、四つ重ねて別の漢字にすることができない漢字はどれでしょう?(難易度:漢検配当外) 選択肢 選択 馬 (3) 魚 (0) 林 (0) 風 (1) 大漢和辞典って、ほんと普段目にしない奇異な漢字の宝庫ですよね。。。 手元にぜひおいておきたいなぁ。保管するスペースが問題になりますが(^^; というわけで、今日はここまで。 解答はまた明日ー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-12 bookmark_hatena 更新 覬覦 澆漓 搏景を追加。 「搏景」は本試験において鬼畜問でしたね・・・。 おそらく、ほとんどの人が答えられなかったのではないでしょうか。 「説懌」もそうでしたが、別の漢字の通用字になっている場合、 読みが元の字に引きずられるので、普段の感覚で読むと誤答してしまうのですよね。 対策としては常用漢字の表外読みについて、 どのような言葉で用いられる読みなのかをしらみつぶしに調べる必要がありそうです。 たとえば、漢字必携の「抵」の項目の表外読みに「シ」という読みがありました。 漢和字典で調べてみると、「抵」は「扺(シ/うつ)」の通用字だそうで、 「打つ」の意で使う場合に限り「シ」と読むようです。 一例として、熟語「抵掌」は「シショウ」と読みます。 漢検対策のためにも、 一度、表外読みの音読みの用例一覧とかも作ってみたいなぁ。 クイズ Q.次の内、表すものが異なる仲間はずれの単位どれでしょう?(難易度:1級) 選択肢 選択 咫 (20) 仞 (2) 畝 (4) 珊 (18) 1個だけ常用漢字があるけど気にしない(^^; 解答はまた明日ー! ほかは単位を表す漢字ですかね?その場合「仞」は「尋」と同義ですかね。 ♪万丈の山 千仞の谷 が先日の漢熟検で出ました。 -- (漢字皇子) 2011-12-12 23 26 11 あー、やられた。「珊」は全く知りませんでした。完敗です。 -- (漢字皇子) 2011-12-12 23 28 18 ちゃんと、全部単位なんですよねー。 「珊」に単位の意味があるいうことは、 自分も、出題のために調べていて初めて知りました(^^; -- (ホウジ) 2011-12-13 00 39 52 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-11 bookmark_hatena 更新 鴟 箴諫 貽謀を追加。 鴟って、「ふくろう」「とび」の2種類の鳥を表してるのですね。 両者は全然違う鳥なのに、どうしてこんなことになったんでしょう。 他にもこういう漢字は、調べればたくさんありそうです(^^; クイズ解答 Q1.次の色名を読んでください A1. レベル1:茜色(あかねいろ) レベル2:浅葱色(あさぎいろ) レベル3:銀鼠(ぎんねず) レベル4:鈍色(にびいろ) レベル5:退紅(あらぞめ/タイコウ) Q2.次の色名を漢字で書いてください A2. レベル1:あまいろ(亜麻色) レベル2:さんごいろ(珊瑚色) レベル3:あやめいろ(菖蒲色) レベル4:はしばみいろ(榛色) レベル5:ときいろ(朱鷺色/鴇色) いかがでしたでしょうか(^^ 「退紅」や「あやめいろ」「ときいろ」など、熟字訓の問題が難しかったかもしれませんね。 8問以上解答できたら、漢検1級クラスの実力かも!? あと余談ですが、「菖蒲」は熟字訓で「あやめ」、音読みで「しょうぶ」と読みますが、 両者は、葉の形が似ているだけで、まったく別種の植物だったりします。 今、調べてて初めて知りました(^^; 今日のクイズはおやすみ。 というわけで、また明日ー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-10 bookmark_hatena 更新 舅 縹 緻を追加。 このサイトの背景色が縹色(はなだいろ)にとても近いですね。 それはさておき、日本語の色名って素敵なものが多いですよね。 「さくらいろ」とか「やまぶきいろ」とか、響きがとてもきれいなのです(^^ というわけで、今日のクイズは色名読み書き十番勝負です! クイズ Q1.次の色名を読んでください レベル1:茜色 レベル2:浅葱色 レベル3:銀鼠 レベル4:鈍色 レベル5:退紅 Q2.次の色名を漢字で書いてください レベル1:あまいろ レベル2:さんごいろ レベル3:あやめいろ レベル4:はしばみいろ レベル5:ときいろ たまには選択式以外の問題も出してみたくなったので。 あと、レベル表記は主観で決めてますので、人によっては前後すると思います(^^; 訂正 12/08の記事で「奭:きょろきょろみまわす」と書きましたが、 すみません、これは誤りでした。m(_ _)m 拡大すると【奭】(大+百+百)なのですが、 「きょろきょろみまわす」という字は(大+目+目)なのですよね。 文字が小さすぎて、記事を書いている時には気付かなかったです(--; もう少し、フォントを大きく表示しようかな。。。 雑文 先日、漢字検定協会が漢検生涯学習ネットワークの会員を対象に 「漢字教育サポート育成講座」なるものの受講生を募集しておりまして。 私もそれに出願したのですが、昨日届いた便りを見ていると、 定員122名に対して、応募総数が302通!倍率にして2.47倍!(><; 出願するときには、定員割れするんじゃないかと心配していたのですが、 どうやら完全に杞憂だったようです(^^; とはいえ、選考には受かってほしいなぁ。。。 漢字好きの人と知り合えるきっかけでもあるし。 講義の内容もとても魅力的なものばかり。 とりあえず、クリスマスイブに行われるプレ講座を楽しみにしていようっと(^^ というわけで、今日はここまで。 また明日ー。 迂生の自作問題に挑戦いただきありがとうございます。m(__)mお礼に僕も挑戦いたします。ほかの方の楽しみを奪わないように、回答は某所に書きますね(^-^) -- (漢字皇子) 2011-12-11 17 37 56 こちらこそ、挑戦いただきありがとうございます! 「退紅」が「タイコウ」と音読みで通るのは盲点でした(笑) また、ときどきこういった形式でクイズを出そうと思うので、 楽しんで頂ければ幸いです(^^ -- (ホウジ) 2011-12-11 18 28 39 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-09 bookmark_hatena 更新 今日は飲み会でおそくなってしまったので、更新はなし(^^; 酩酊状態で書いた文章って、あとから見返すと間違いだらけだったりするのよね。 クイズ解答 Q.漢字「亜」の部首は以下のどれでしょう?(難易度:2級) (一,二,口,亜) A.二 回答下さった皆様、ご名答! 部首「二」には、横線2本を含む漢字が多く納められているそうな。 常用漢字内では他に「五」「互」「巨」などがありますね。 今日は時間も遅いのでクイズもおやすみです。 それではまた明日ー! 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-08 bookmark_hatena 更新 怪鴟 駝 泛を追加。 怪鴟(よたか)とは、鳥の名前なのですが、他にも 「夜歩きをする者」「夜間、路傍で客をひく下等の売春婦」「夜鳴き蕎麦」など 色々な意味があるようですね。 いずれも、夜に活動するヨタカの習性にたとえたのでしょう。 ちなみに「夜鳴き蕎麦」は「夜鷹蕎麦」とも言うようですよ。 まぁ、生まれてこの方、そのような呼び方は聞いたことがないですが。(^^; クイズ解答 Q.漢字「砉」の字訓(字義)は以下のどれでしょう?(難易度:漢検配当外) A.ほねとかわとがはがれるおと 解答頂いたお二方、ご名答です!!流石!!(^^ 字訓ネタとして取り上げられるような漢字は、 漢検1級の勉強をしていてもまったく目にしないような、 よほどマイナーな漢字ばかりなのですよねぇ。 しかし、いろいろなサイトで「長い訓読みの漢字」などとして 取り上げられることがあり、一字一字のインパクトも強いので、 一度見たことがあればなんとなく覚えているものだと思います。 たとえば「奭:きょろきょろみまわす」なんて、見たまんまですよね(笑) 北村曉様の「 曉に死す 」というサイト内の 「長訓読み選手権」というコーナーに、色々載ってますので、 見たことない方は一度御覧になってはいかがでしょうか(^^ クイズ Q.漢字「亜」の部首は以下のどれでしょう?(難易度:2級) 選択肢 選択 一 (0) 二 (2) 口 (0) 亜 (1) 部首問題を完全に攻略するにはどうすればいいんだろう。。。 2級の過去問解くと、いつも部首で1~2問落としてしまうんですよねぇ(--; やはり、常用漢字について1つ1つ覚えていくしかないのかなぁ。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-07 bookmark_hatena 更新 蛇舅母 縹緻 小火を追加。 今日は早々に寝落ちしてしまいました(^^; 楽しみにして下さっている方には申し訳ないですが、更新はまた明日ということで。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-06 bookmark_hatena 更新 嘉魚 水雲 紙魚を追加。 熟字訓の魅力と言えば、1つの対象物に対して様々な表記があることだと私は思います。 もちろん羊駝のように、表記が(おそらく)1種類しか無いものもありますが、 大抵の熟字訓は2つ以上の表記を持っているように感じます。 特に、「ほととぎす」については、漢字に少しでも深く接した人なら、 その表記の多さに驚かれた経験があると思います。 そのすべてを調べるのは骨が折れるのでまた別の機会に譲るとして、 ざっと見積もるだけでもなんと20種類以上(!)の表記があるそうです(@@; 表記法の数だけ、その表記が生まれた背景があり、 それを繙(ひもと)いていくことが、また新たな発見に繋がるのです。 もっとも、漢検を受ける立場で考えれば、単一表記に統一してくれた方が 覚えることが少なくて助かるのですがね(^^; クイズ解答 Q.次のことわざの□に入る生き物はなんでしょう?(難易度:1級) 【□□五技にして窮す】 (はりねずみ,もぐら,むささび,りす) A.むささび 【鼯鼠、五技にして窮す】(ごそ、ごぎにしてきゅうす)。 「鼯鼠」とはむささび、ももんがのことです。 むささびには「飛ぶ、木に登る、泳ぐ、掘る、走る」という5つの技があります。 しかし、どれも中途半端にしかこなせないため、 結局は外敵から逃げられず、窮地に追い込まれる、ということ。 つまり、どんなに器用な人間でも中途半端な能力では結局は役に立たないことのたとえ話です。 日本にも「多芸は無芸」という言葉があるように、古代中国でも同じ戒めの言葉があったのですねぇ。 クイズ Q.漢字「砉」の字訓(字義)は以下のどれでしょう? 選択肢 選択 なめしがわがかたい (2) ほねとかわとがはなれるおと (5) まつりのそなえもののかざり (0) あるきかたがただしくない (0) 大漢和辞典に収録されている字訓(訓読みとして定着していない読み)の出題です。 漢字マニアの方々なら、きっとどこかで一度は聞いたことがある字訓だと思います(^^ 正解はまた明日ー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-05 bookmark_hatena 更新 車前草 羊駝 泛子を追加。 動物や植物には、できるだけ画像検索やwikipediaへのリンクを貼るようにしています。 漢字を覚えることとは離れてしまいますが、派生して得られる知識が面白かったりするので、 つい色々眺めてしまいます。 たとえば「車前草」が「おおばこ」だと知っていても、 「おおばこ」がどんな植物かイメージできないようでは、 せっかくの知識が勿体ないと感じてしまうのですよねー(^^; 漢字を勉強すると、「読めるけどそれって何?」という言葉がどんどん増えるので、 極力、それが何かということをよくよく理解するように努めたいものです。 クイズ解答 Q.「升」の部首は次の内どれでしょう?(難易度:2級) A.十 解答いただいたお二方、正解です!(^^ うーん、難しいと思ったのにあっさり答えられてしまいました。 では、解説いってみましょー。 「十」の部首には主に「一つに集めて一単位とすること」を示す漢字が集められているようです。 「升」は「一升瓶」などで用いられるように、容量を表す単位ですから、 そのことを理由として「十」の部首に属していると考えて問題無いと思います。 しかし、常用漢字内における部首「十」に所属する漢字は「升」以外に、 「千」「午」「半」「協」「卒」「卓」「南」「卑」「博」などがありまして・・・ 「千」「半」などはまだ分かりますし、 「卒」「博」は辞書を引けば解説があるのですが、 他の漢字はいまいち「十」に集められている理由がよくわかりません(--; 誰か詳しい方が解説してくれないかなー、なんて(^^; クイズ Q.次のことわざの□に入る生き物はなんでしょう? なお、空欄は漢語ですが、選択肢は訓読みに直されています。(難易度:1級) 【□□五技にして窮す】 選択肢 選択 はりねずみ (3) もぐら (0) むささび (0) りす (0) ヒントは「五技」です! 正解はまた明日ー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-03 bookmark_hatena 更新 漢字のページに橘 枳を追加。 漢検問題 のページに当て字・熟字訓を追加。 ようやく当て字・熟字訓に入りました。 何を隠そう、私は当て字・熟字訓のジャンルが大好きなものでして(^^ なぜその漢字が当てられたのかを追いかけるのが楽しいのですよねー。 今回出題された10問についても、明日から徹底解説して参りますよ。 クイズ解答 Q.「古菱花」とはある道具を表す言葉です。 それは次の内どれでしょう?(難易度:漢検配当外) (かんざし,くし,かがみ,まゆずみ) A.かがみ 解答いただいた方、すごい!正解です!(^^ では、解説いってみましょー。 「菱花(リョウカ)」とは「菱(ひし)の花」のこと。 その昔、金属製の鏡の裏に菱の花を多く鋳ていたことから鏡の意味も持つようになったとか。 「菱花」も「古菱花(コリョウカ」も同じものを指す言葉のようですが、 なぜ「古」がつくのかまではよく分かりませんでした(^^; クイズ Q.「升」の部首は次の内どれでしょう?(難易度:2級) 選択肢 選択 一 (0) 十 (2) 丿 (0) 丨 (0) 2級レベルの問題で部首問題以外にいい問題が思いつかない・・・(--; 一方、部首問題はストックがいっぱいあるからしばらくはこれで繋ごうかと。 というわけで、正解はまた明日ー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-03 bookmark_hatena 更新 漢字のページに豕 竭 譚を追加。 「豕」と言えば、「遼東の豕(りょうとうのいのこ)」という言葉があります。 遼東という名の地において、頭が白いブタが生まれ、 「これは珍しい!河東に住む人々に見せて驚かせてやろう!」と意気込んだ主人が、 いざ河東に着いてみたら、まわりには頭の白いブタだらけだった、というお話。 この主人はさぞかしがっかりしたことでしょう(^^; 「世間ではありふれていることを知らずに得意げになってしまうこと」のたとえとして、 現在でも残っている言葉なのでした。 クイズ解答 Q.次の四字熟語の□に入る漢数字で、 一番大きい数が入るものはどれでしょう?(難易度:1級) A.□種菜羹(七種菜羹) 解答いただいた方、惜しくも不正解でした(><; 選択肢に挙げた熟語は以下の通りでした。 六韜三略(りくとうさんりゃく) 七種菜羹(しちしゅのさいこう) 五蘊皆空(ごうんかいくう) 狡兎三窟(こうとさんくつ) 六韜三略とは、兵法の極意、虎の巻、奥の手のこと。 中国の兵法書の古典に「六韜」と「三略」があることに由来します。 七種菜羹とは、七種の菜の羹(あつもの)。つまり、中国の七草がゆのことです。 日本の七草がゆのルーツが、この七種菜羹なんだとか。 五蘊皆空とは、仏教用語で、人間の心身は定まった本体がなく無我であることをいう言葉。 五蘊は環境を含めて人間の心身を五種に分析したもので、 「色」「受」「想」「行」「識」の五つがあるそうです。 「色」は、色即是空、「識」は阿頼耶識(あらやしき)、なんかで耳にしたことがあるなぁ。 狡兎三窟とは、素早い上に用意周到に準備をし、難を逃れることが巧みなこと。 「狡兎に三窟あり」ということわざを縮めたもので、 警戒心の強いウサギは、敵に襲われた時に備えていくつもの逃げ穴用意しているということ。 一通り調べてると、「六韜にはどんなことが書いてあるんだろう」とか、 「中国版の七草がゆの食材はなんなんだろう」とか、 新しい疑問がいろいろでてきてしまってすぐに時間がなくなってしまいます(^^; まぁ、そうやって色んな事を少しずつ知っていけるのが、 漢字を学ぶ魅力の一つでもあるんですがね(^^ クイズ Q.「古菱花」とはある道具を表す言葉です。 それは次の内どれでしょう?(難易度:漢検配当外) 選択肢 選択 かんざし (1) くし (0) かがみ (2) まゆずみ (0) 今適当に探してきたばかりの問題なので、 どういう由来があるのかは、明日調べてみようっと。 というわけで、正解はまた明日ー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-02 bookmark_hatena 更新 漢字のページに蒿 爨 魯を追加。 「爨」って、すごくインパクトのある字ですよね(・・; この漢字は私の大好きな漢字の1つだったりするのです。 ただ画数が多いというだけじゃなくて、見た目から意味が伝わりそうなんですよ。 かまどの下に木をくべて、下から火を点ける様がそのまま表されているので、 一度見ただけで忘れられない漢字になってしまいました。 あまり目にすることがない漢字かもしれませんが、 「飯盒炊爨(はんごうすいさん)」に使われるの漢字なのですよね。 最近では「飯盒炊飯(はんごうすいはん)」という言葉に取って変わられつつありますが(^^; 「炊飯」は飯を炊くこと。「炊爨」は煮炊きすること。 微妙なニュアンスの違いを大切にして、言葉を使い分けたいですね(^^ クイズ解答 Q.「爵」の部首はどれでしょう?(難易度:2級) (爫,罒,艮,寸) A.爫 この問題、私は「寸」を選んで誤答しました(^^; 「寸」は手を表しているので、それに関係があるかなーと思ったのですがハズレでした。 「爫」は旧字体だと「爫」になり、すなわち「爪」を表します。 この部首には、手で物をつかむ意味に関する漢字が集められています。 「爵」は「さかずき」とも読みますので、 これを手につかむことから「爫」の部首が当てられているのでしょうか。 あるいは、「爵位を授ける」という意味の「さずける」行為に当てて、 「爫」の部首が当てられているのかもしれません。 というわけで、調べてもはっきりした結論は分からなかったです(^^; しかし、調べていて「爵」が象形文字なのには驚いた。 雀の形をした酒器を象形しているんだとか。へー。 クイズ Q.次の四字熟語の□に入る漢数字で、 一番大きい数が入るものはどれでしょう?(難易度:1級) 選択肢 選択 □韜三略 (2) □種菜羹 (2) □蘊皆空 (1) 狡兎□窟 (0) 簡単に答えられては面白くないので、 あえてマイナーだと思われる熟語を選んでみました(^^; 正解はまた明日ー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2011-12-01 bookmark_hatena 更新 漢字のページに咤 漱 薤を追加。 「らっきょう」って漢字で書くと難しいですねぇ。 薤、辣韮、辣韭などと書けるようですが、いずれもあまり馴染みがない(^^; どの表記にも「韭」のパーツが含まれていますが、韭はニラを意味する象形文字だそうです。 字面がそのままニラが伸びているさまを表しているんだとか。 クイズ Q.「爵」の部首はどれでしょう?(難易度:2級) 選択肢 選択 爫 (3) 罒 (3) 艮 (0) 寸 (0) 2級の部首問題は本当に難しい・・・。 さっき解いてみて間違った問題から出題してみました(^^;) 正解はまた明日ー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック!
https://w.atwiki.jp/houji/pages/283.html
■2012-01-06 bookmark_hatena 更新 同じ穴の貉 蜉蝣の一期 熟語 蜉蝣 漢字 貉を追加。 正月はゆっくりと家で漢字の本を読みながらすごしていました。 つい勢いで阿辻哲治先生の本を3冊も消化してしまいました。 それでもまだ、読まずに積んでる漢字本が5冊ほど残っているのですが(^^; 書籍紹介については、また後日少しずつ紹介してみます。 クイズ 先日、新年会に参加したのですが、その席で中国へ旅行してきた友人から 街角で撮影した看板による漢字クイズを出されました。 皆さんは以下の漢字が読めますか?(私は1つしか読めませんでした(ーー;) ①肯徳基 ②賽百味 ③柯尼卡美能达 読めそうで読めない。でも、機転を利かせれば意外と読める。 中国語には、そんな面白さがあると思いました。 ではでは、今日はこの辺で。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック!
https://w.atwiki.jp/houji/pages/170.html
■2011-11-28 bookmark_hatena 更新 四字熟語のページに南橘北枳を追加。 ちょっと時間無いので縮小更新です。 漢検1級受験結果 平成23年度第2回試験の結果通知が届きました。 得点は140点!自己採点よりさらに下がってしまいました(ーー; 合格まであと20点ですね。 この20点が非常に分厚い壁のように思えますが、 高い壁ほど挑戦しがいもあるので、次回の試験に向けて頑張ります(^^) クイズ解答 Q.次の内、常用漢字表に記載されている漢字はどれでしょう?(難易度:2級) (佳、桂、蛙、鮭) A.「佳」 初めて4人の方から解答を頂いて少し嬉しいです(^^ では、解説に参りましょう。 「桂(かつら)」は人名用漢字ですが、常用漢字ではありません。 人名以外での用例も、馴染みのある言葉はあまりありませんしね。 すぐ思いつくのは「月桂冠」「桂馬」ぐらいでしょうか。 「蛙(かえる)」は、新聞や本などで、かな表記されることが多いですから、 なんとなく常用外だろうと感じられますよね。 「鮭(さけ)」よく見かける漢字ですが、常用漢字には入っていません。 なんと、魚編を持つ常用漢字は「鯨」と「鮮」だけのようです。少なっ! というわけで、「佳作」「佳人」「佳境」など色々な熟語がある「佳」が正解でした。 クイズ Q.次の内、「かかわる」と読めないものはどれでしょう?(難易度:1級) 選択肢 選択 干わる (3) 拘わる (2) 携わる (1) 渉わる (1) 意味さえ通ればどのように読んでも訓読みと言えるとは思いますが、 ここでは漢検漢和字典に準拠するものとします。 解答はまた明日ー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック!
https://w.atwiki.jp/battlefield1942/pages/532.html
表示可能漢字一覧 Font.rfaで収録されている日本語の漢字一覧です。 ページ内検索 (Ctrl+F) で表示可能、不可能の漢字を検索することもできます。 lexiconAll.datの日本語表示を編集する際にご活用下さい。 七 万 丈 三 上 下 不 与 世 丘 両 中 主 久 乏 乗 乙 九 了 予 争 事 二 互 五 亡 交 京 人 今 仕 他 付 代 令 以 件 任 企 伏 休 会 伝 伴 位 低 住 体 何 余 作 併 使 供 価 侵 係 保 信 修 倒 候 借 値 停 側 偵 傘 備 傷 傾 僅 像 儀 償 優 元 充 先 光 免 党 入 金 八 公 六 共 兵 具 兼 内 再 冬 冷 凄 凍 処 凶 出 刀 分 切 初 判 別 利 到 制 刻 則 削 前 剣 副 剰 割 力 功 加 劣 助 努 劫 励 効 勇 動 務 勝 勢 勲 包 化 北 匹 区 医 十 千 半 卓 協 南 単 占 却 厚 原 厳 去 参 及 友 双 反 収 取 受 口 叩 叫 召 可 台 史 右 号 司 各 合 同 名 向 否 告 周 味 呼 命 和 員 哨 唖 唯 問 善 喜 喪 喫 噂 器 四 回 因 団 困 囲 図 固 国 園 土 圧 在 地 均 型 垣 埋 域 執 基 堅 堡 報 場 塔 塞 鹿 境 増 墟 壁 壊 壕 士 壮 声 変 外 多 夜 夢 大 天 太 央 失 奇 奪 奮 好 妙 妨 始 姿 威 子 孔 字 存 孤 学 宇 守 安 完 官 宙 定 実 宣 室 害 家 容 宿 寂 寄 密 寒 察 審 寸 対 封 専 射 将 導 小 少 尚 尽 局 居 屈 届 屋 展 属 層 屯 山 岸 峠 峡 蜂 島 崖 嵐 川 巡 工 左 巧 差 市 布 希 帝 師 席 帯 帰 常 幅 幕 干 平 年 幸 幹 幾 広 底 度 座 庫 廃 延 建 弊 式 引 弱 張 強 弾 当 形 影 役 彼 征 径 待 後 徐 従 得 御 復 微 徴 心 必 志 応 快 念 怒 怖 思 怠 急 性 恐 恨 息 悟 悲 情 惑 惨 想 意 感 態 慌 慎 慨 慮 憤 憶 懸 成 我 戒 戦 戻 所 扉 手 才 打 払 承 技 把 投 抗 抜 択 抵 押 拒 拗 招 拠 拡 拮 拳 拾 持 指 挑 狭 挺 挽 捗 捧 捨 掃 排 掛 採 探 接 推 掩 掴 揃 描 堤 揚 換 握 揮 援 損 搬 搭 携 摺 撃 撤 撼 操 支 改 攻 放 故 救 敗 教 敢 散 数 整 敵 敷 斉 料 断 新 方 施 旋 旗 既 日 早 明 易 星 映 時 普 景 晴 暁 暗 暫 暮 更 書 替 最 月 有 服 朗 望 朝 期 木 未 末 本 札 材 村 条 来 東 林 果 枢 枯 架 栄 核 根 格 案 械 棄 棒 棚 棟 森 検 楯 極 楽 概 榴 構 様 標 模 権 横 樹 橋 機 欄 次 歓 止 正 武 歩 葉 歳 歴 死 殊 残 殲 段 殺 母 比 民 気 水 永 求 汎 決 沈 沖 没 油 治 沿 況 法 波 注 洋 洗 活 派 流 浜 浮 浴 海 浸 消 深 渇 済 減 渡 測 港 湾 満 源 準 溢 滅 漠 潜 潰 激 火 灰 点 為 烈 焉 無 然 煙 照 煩 熟 熱 熾 燃 爆 物 牲 特 犠 状 狙 独 狭 猛 獲 率 玉 珊 珍 珠 現 玉 理 瑚 環 瓦 甘 甚 生 用 田 由 甲 町 画 界 留 略 番 異 疑 疲 遺 療 発 突 白 百 的 皆 盗 目 直 相 楯 省 真 眠 眼 着 瞬 知 石 砂 研 砕 砦 砲 破 硝 硫 確 礫 示 社 祈 祖 祝 神 票 禁 福 秀 私 科 秒 秘 称 移 程 種 稼 積 穴 究 空 胆 窮 立 章 端 競 符 第 答 策 算 管 箱 範 築 簡 粉 精 納 素 細 終 経 結 給 絶 継 続 維 網 綿 緊 総 縁 線 編 緩 練 縦 縮 績 繰 罠 置 罰 翔 考 者 耐 耗 耳 胆 背 能 脅 脱 脳 腹 膚 膨 臨 自 至 致 舞 航 舵 船 艇 艦 良 色 若 苦 英 茂 荷 落 葉 蔵 蔽 薄 薬 蘇 虐 虚 融 血 行 述 街 衛 衡 表 衰 被 裂 装 裏 補 製 服 喪 西 要 覆 覇 見 規 視 覚 観 角 解 言 計 討 訓 託 記 訪 設 許 証 評 試 詰 詳 誇 認 誘 語 説 読 誰 調 請 論 謀 諦 諸 謀 謝 識 警 議 護 谷 豊 象 負 責 貯 貴 資 賛 賜 質 赤 走 起 超 越 足 距 路 踏 躇 躊 躍 身 車 軍 転 軸 軽 較 載 輝 輸 辛 辞 辱 農 辺 込 迄 迅 迎 近 返 迫 述 追 退 送 逃 逆 透 逐 途 通 速 造 連 週 進 遅 運 過 道 達 違 通 遣 遥 適 遭 選 遽 避 還 邸 郊 部 都 配 酷 酸 重 野 量 金 鉄 鉢 銃 鋭 録 鎮 鏡 長 門 閉 開 間 関 闘 防 阻 降 限 病 陣 除 陥 陰 陸 陽 隊 階 隘 隙 際 障 隠 隻 雄 集 離 難 雪 零 雷 電 震 青 静 非 面 音 頂 頃 頑 領 頭 頻 頼 題 類 風 飛 食 餌 首 馳 駄 駅 駆 駐 験 驀 驚 高 魚 鶴 黄 鼻 龍
https://w.atwiki.jp/lls_ss/pages/1577.html
元スレURL 果南・ダイヤ「漢字」 概要 漢字にまつわるエトセトラ? かなダイの漢字大喜利トーク タグ ^松浦果南 ^黒澤ダイヤ ^小原鞠莉 ^コメディ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/houji/pages/282.html
■2012-01-31 bookmark_hatena 更新 山墅 丫鬟 囁囁のページを追加。 本年度第2回の試験は随分と難易度が高かったのですが、 今回の試験も、同等かそれ以上に難しかったですね。 今回は好感触の手応えでしたが、これは知っている問題を確実に正解できたからこそです。 ほんの数問、つまらないミスするだけで合格が一気に遠のくのが1級試験。 予想外の所で点を落とすことはままあれど、予想外の所で点が拾えることは少ないですからね。 もう一つ、手応えを掴めた要因を挙げるとすれば、 過去問に依存しない学習スタイルだったからかもしれません。 1級試験には毎回新出問題が3割程度出るので、 過去問を100%おさえても合格の8割には届かない、という話を聞いたことがあります。 というわけで、私は学習の際に過去問をほとんど利用せず、 1級配当のすべての四字熟語や、漢検漢字辞典に載ってる熟字訓を網羅的に学習しました。 ここまでやれば新出語など恐るに足らず!(^^ もっとも、過去問に触れてないおかげで、 普通の熟語における語彙不足に随分と苦しめられたのですがね(--; しかし、四字熟語の学習は本当に重要だと実感できました。 学習時間のかなりのウェイトを四字熟語に割いていたので、四字熟語問題の失点は0。 配点が30点もある設問ですから、これは非常に大きなアドバンテージになりました。 一方、大きく失点したのは諺・故事成語と文章題でした。 前者は設問にある故事を知らないと解答が困難ですね。 今回は初見のことわざ・故事成語が3問も出題されましたが、 これは偏(ひとえ)に自分の古典にたいする学習が不足している証左でしょう。 また、文章題では前後の文脈もヒントに、解答を連想しなくてはなりません。 1級試験だからといって、難しい漢字を使うわけではなく、 たとえば「シュウショ」を「衆庶」と解答させるようなこともありますから、 やはり語彙力、あるいは、連想力が無いと太刀打ちできないでしょう。 いずれにしても、まだまだ安定して得点できる実力ではないということで。 今後も1級試験は受験し続けるつもりなので、まずは安定して合格できる 地力を身につけていきたいですね(^^ 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2012-01-30 bookmark_hatena 更新 漢検問題/1級/H23年度第3回の全問題を追加。 1級試験に挑んで参りました。 自己採点では171点なので、とりあえず胸を撫で下ろしています(^^; 今回の1級試験問題を上記ページに掲載してみましたので、興味のある方はどうぞご覧下さい。 本日の試験の反省は後で書き記すとして、とりあえず速報までに。 ではでは。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2012-01-29 bookmark_hatena 更新 漢検問題/1級/H23年度第2回のページに文章題の解答と、 そこに現れる凖1級、1級配当漢字を追加。 試験直前の駆け込みではありますが、 なんとか全ての解説を作り終えて一安心です(^^; 今日はいよいよ漢検の試験日! 確実に1級に受かるように、最後の総仕上げの復習です。 例に依(よ)って、四字熟語のお浚(さら)いに参りましょう。 復習 【布韈青鞋】(ふべつせいあい) 意味は、 布で作った脚半とわらじ。 つまり、旅装のこと。 「布韈」とは、布で作った脚半(きゃはん)のこと。 「青鞋」とは、わらじのこと。 つまり、きゃはんとわらじで旅装のことを表します。 ちなみに「韈」は「くつした」「たび」と読みます。 【宝鈿玉釵】(ほうでんぎょくさい) 美しい物をたとえる言葉。「鈿」「釵」ともに「かんざし」と読みます。 梅の咲いた枝を、宝玉をあしらった美しいかんざしにたとえて、この言葉を使うことがあるそうな。 【無辺無礙】(むへんむげ) 限りなく広大で、障害が無く自由自在なこと。 「無辺」とは、広々として限りのないこと。 「無礙」とは、何ものにも礙(さまた)げられないこと。 この言葉は仏教用語から来ているようです。 無辺無礙なものって何だろう。子どもの創造力とかですかねぇ。 【荊釵布裙】(けいさいふくん) 荊(ケイ)という植物でできた釵(かんざし)と、木綿の布できた着物の裙(すそ)。 すなわち、女性の質素な着物のこと。 今時の着物は晴れ着ばかりで、質素な着物というものは目にしませんね。。。 【衆賢茅茄】(しゅうけんぼうじょ) 多数の賢者が協力して仕事をすること。 真の賢者は「自分だけが重用されればよい」などと考えないので、協力することができる。 「茅茹」は、茅(かや)の根が、その中の一本だけを引き抜くことができないほどに 互いにからまりあっていること。転じて、同じ類のものが互いに関連し、連なりあっていること。 与野党も対立などせずに、震災復興に向けて衆賢茅茄で頑張ってほしいものです。。。 以上、復習終わり! 今週はみっちり学んだので、それを今日の本番で出し切ってきます! 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2012-01-25 bookmark_hatena 更新 漢検問題/1級/H23年度第2回のページに文章題を追加。 熟語 黎庶 俛焉 裨益 淵源 瑕 瑾 釁を追加。 漢検直前対策で四字熟語ばかり特訓しています。 以下、本日の四字熟語の復習です。 復習 【旌旗巻舒】(せいきけんじょ) 戦いが度重なることのたとえ。 「旌旗」とは、幟旗(のぼりばた)、すなわち軍旗のこと。 「巻舒」とは、巻いたり舒(の)ばしたりすること。 つまり、戦いが度重なることで軍旗を巻いては伸ばして、巻いては伸ばして、となるわけですね。 【狷介固陋】(けんかいころう) かたくなに自分の意志を守って、人のことを受け入れないさま。また、かたくなで頑固なさま。 「狷介」とは、固く自分の意志をまもって人と妥協しないこと。 「固陋」とは、見聞が狭くてかたくなであること。 「孤陋寡聞」とか「独学孤陋」などの「孤陋」と間違えないように要注意です。 ちなみに、「孤陋」は、世間からかけはなれ、心がかたより狭いこと。 【攀轅臥轍】(はんえんがてつ) すばらしい人が転任したり、退任したりするのを土地の人々が惜しむこと。 「攀轅」とは、車の轅(ながえ)(=牛車の引き棒)に攀(すが)ること。 「臥轍」とは、車の轍(わだち)の前に臥(ふ)すこと。 車をなんとしても引き留めようとする様子がうかがえます。 【烈士徇名】(れっしじゅんめい) 道理を知る人は、名誉のために命をささげるという意。 「烈士」とは、正義感の強い信念のある人物のこと。 「烈士は名(=名誉)に徇(したが)う」と訓読するらしい。 命を捧げるに値するような名誉って、今の世では思い浮かびにくいですね。。。 【高談闊歩】(こうだんかっぽ) 盛んに議論をして、大股で歩くこと。転じて、自由で気ままなさま。 ジャイアンが歌いながら歩いているさまを連想してしまいました(笑) 以上、復習終わり! ここで取り上げたのは5つだけですが、実際には50ぐらい復習してたり。 でも、明日になれば20ぐらいは忘れてるんですよねー。 だから繰り返しが大切!というわけで、明日も頑張ろう。 ではでは、今日はこの辺でー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2012-01-23 bookmark_hatena 更新 漢検問題/1級/H23年度第2回のページに文章題を追加。 熟語 惻怛 権衡 暁天 嘖嘖 尠少 彝倫 惻怛を追加。 来週はいよいよ漢検の試験日ですね! 私もラストスパートで頑張っているところです。 というわけで、本日は自分の勉強も兼ねながら四字熟語の復習をしてみましょう。 復習 【突怒偃蹇】(とつどえんけん) 人が怒ったり、おごり高ぶっていたりするさまをゴツゴツした岩にたとえた言葉。 「偃蹇」とは高くそびえるさま。また、おごりたかぶるさま。 「偃蹇」は色んな意味がある擬態語なので、イメージがつかみにくいです。。。 【南蛮鴃舌】(なんばんげきぜつ) 外国人の意味の分からない言葉を、さげすんでいう言葉。 「南蛮」とは外国の蔑称。 「鴃舌」は「モズの舌」で、ピーチクパーチク何を言っているか分からないさま。 「鴃」の字は「鳥」が偏の位置に来るので書き取りの際は要注意ですね(^^; 【桂玉之艱】(けいぎょくのかん) 物価の高い都会で、生活に苦しんだり、また、そのような状況で苦学することのたとえ。 高価な桂より高い薪と、珠玉より高い食べ物に苦しむ意から。 今の日本も、諸外国と比べると物価が高いので、まさに桂玉之艱といえそうです。 【沈鬱頓挫】(ちんうつとんざ) 詩文の字句や内容に風格や含蓄がありすぎて、意味が通じにくいこと。 「沈鬱」は気分が沈むこと。また、心が晴れ晴れしないこと。 「頓挫」は中途で行き詰まること。 【万物殷富】(ばんぶついんぷ) 国が富み栄え、すべての物が勢いが盛んで豊かであること。 「殷」は「殷ん」と書いて「さかん」と読みます。 つまり、「殷富」とは富み栄えること。 今の世界において万物殷富なる国といえばどこになるんでしょうねぇ。。。 以上、復習終わり! しかし四字熟語は本当に手強い。。。 1級配当四字熟語だけで1200語程度ありますからね。 1日3語覚えても1年以上かかっちゃいます(><; なので、時間に余裕がある時に100語とか一気に覚えて、 後から忘れた語を覚え直すという方法を採っています。 「とりあえず詰め込んでみる」という覚え方は、 漢字に限らず他の分野でも有効な気がするので、 暗記が苦手な方はぜひ試してみてはいかがでしょう(^^ ではでは、今日はこの辺でー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2012-01-19 bookmark_hatena 更新 漢字 眥 椽 衢を追加。 しばらく更新が滞っておりました(^^; 1級試験対策してると時間が忽(たちま)ちに過ぎて、 気がついたら更新する前に寝てしまうという。 せめて、次の試験までにはH23年度第2回の問題解説を終わらせられるよう頑張ろうっと。 復習 皆さんは「漢検ジャーナル」というものを御存知でしょうか。 これは漢検協会が発行する機関誌なのですが、先日に第五号が届きました。 内容は漢字に関するコラムや、10級~1級までの過去問抄録、 漢字パズルに、漢検に関するデータなど、興味深い記事が満載なのです。 公式HPから無料で申し込みができるので、 興味があるかたは是非申し込んでみてはいかがでしょう(^^ さて、宣伝はこれぐらいにして、過去問抄録の2級、凖1級、1級の問題を解いてみました。 以下、間違った内容を復習がてら解説してみます。 【2級】 ①「妥」の部首 これは「爪+女」で出来ている字なので「爪」かな、と思ったのですが、 実際には「女」が正解でした。 訓読みすると「妥(やす)らか」「妥(おだ)やか」となるので、 「爪」よりは「女」の方が意符として強いのでしょうね。 ②「阻止」の類義語:「ボウガイ」 「阻止すること」=「防ぐこと」だと考えて「防害」と書いてしまいました(^^; 書いた直後に「こんな熟語あったっけか?」と違和感を覚えたのですが、 結局、誤りに気付けず諦めてしまいました。 正解は「妨害」。「防ぐこと」じゃなくて「妨げること」だったんですね。 【凖1級】 ①「蕃殖」の読み 「蕃」の音読みには「バン」と「ハン」があるのでいつも迷ってしまうのですが、 「蕃椒(バンショウ/とうがらし)」という言葉を最初に思い出したので、 「ばんしょく」と答えてしまいました。 しかし、正解は「蕃殖」。「繁殖」という言葉はこれの書き換え語のようです。 「繁殖」と「蕃殖」をセットで覚えれば、読み間違えることはないですね。 ②「ヒンセンも移す能わず」の書き まったく思い浮かばなかったのですが、山勘で「稟賤」と書きました。 正解は「貧賤も移す能わず」。貧しくても心変わりしない信念の強さを言う言葉のようです。 【1級】 ①「軈て学頭に[陞]せられた」の読み 「陞」には「のぼる」という読みがあります。 しかし送りがなのせいで他の読みがあるのかと思わされてしまい、 「まかせられた」などと誤答しました。正解は「のぼせられた」。 動詞「のぼす」の受動態になるのですが、そんな動詞があったことにまず驚きです。 ②「場末の往来はひどく[濘]っていた」の読み 「濘」が「泥濘(ぬかるみ)」に使われる漢字なのは知っていましたが、 「濘」を「濘(ぬか)る」と読めることは知りませんでした。 さっきの「のぼす」といい、耳慣れない動詞だと解答するのが難しいですねぇ。 ③「鶴首」の類義語:「ギョウボウ」 「鶴首」とは、鶴のように首を長くしてまちわびること。 これと同じ意味の言葉は「翹望」であり、「翹」には「あげる」という意味があります。 書きでは誤って「趬望」と書いてしまいました。中途半端な覚え方をしていたようで(^^; ④「八荒」の類義語:「ウダイ」 「八荒」とは、国の八方の果てで、全世界のことを意味するそうです。 初めて聞いた言葉だったのでまったく解答できず。 正解となる類義語は「宇内」です。「宇宙の内」ってことですかね。 漢字は簡単ですが「ウダイ」と言われて書ける人はそうそういないですよねぇ。 ⑤「石炭をカマスに入れて担いだ」の書き 「カマス」と言えば「魳」が真っ先にでてくるのですが、 文脈的に魚では無さそうなのでこれを除外。 記憶を振り絞って「圦」と解答しましたが、正解は「叺」。 字は似てるのですが「圦」は「いり」と読むので不正解。 ちなみに「叺」とは、わらむしろを二つ折りにして作った袋のことを指します。 ⑥「ヤナを打って落ち鮎を捕る」の書き 「さんずい+刀+木以外の漢字」として思い出そうとしていたのですが、 正解は「簗」。「木以外の漢字」を探し始めた辞典ですでに誤っていたのですね(^^; ちなみに、簗とは川の瀬などで魚をとるための仕掛けのことを言います。 ⑦「コウカンの原理を使って巨石を動かす」の書き 文脈から「コウカンの原理」はてこの原理のことだろうと理解はできるのですが、 肝心の字が書けず。正解は「槓杆」。 「槓」「杆」ともに「てこ」と読みます。 以上、復習終わり! 次回の1級試験こそはぜひとも受かりたいものです。 ではでは、今日はこの辺でー。 解字は専門ではないので(じゃあ何が専門なのかというツッコミはなしで)、うまく説明できるか分かりませんが…。 「妥」は会意文字です。言ってみれば両方「意符」のようなものかと。国字はほとんどが会意と言えます。「妥」の「爪」は上からさしのべた手の象形文字です。「女」の上から手を差し伸べるさまから、やすんじるという(二字から派生した)意味を表すかと。 -- (漢字皇子) 2012-01-20 00 06 31 あ、ホウジさんもちゃんとそう書いてありますね。きちんと読んでおらず、大変失礼致しましたm(__)m -- (漢字皇子) 2012-01-20 00 09 20 そうですね。会意文字は意符が2つあるようなものだから、とても悩んでしまいます。 辞書によって部首が異なる漢字もあるようですし。 そもそも部首は漢字を分類する方法として考案されたものですが、 1つの漢字は必ず1つの部首に所属しなければならない、という暗黙のルールが部首分類法の欠点の1つではないかと思います。 1つの漢字が複数に部首に所属してもいいと思うんですよね。 辞書に掲載する際には、「部首【女】を参照」とでもしておけば問題ないわけですし。 まぁ、こんなことを熱く語ったところで実現するはずがないので、やはり1つ1つ覚えていくしかないのですよね。。。 あ、そうそう。漢字皇子さんの部首攻略法の記事、楽しく拝見させていただきましたよ(^^ -- (ホウジ) 2012-01-22 01 41 59 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2012-01-13 bookmark_hatena 更新 漢字 蜉 蝣 睚を追加。 「蜉蝣」の虫偏を抜くと「孚斿」。 「浮游」のさんずいを抜いても「孚斿」。(「浮遊」は同音の漢字による書き換え語) この二つの言葉は、語源が同じなのではないかな・・・と思い、 漢和辞典を引いてみたらビンゴでした!(^^ 漢字源によると「浮游」の項目に「④虫の名。カゲロウ。」とありました。 もともと、浮かび漂うさまを表す言葉としての「浮游」が存在していて、 その後で、浮かび漂う虫であるカゲロウにこの字が宛てられたのでしょう。 そして、さらに後に偏を虫に変えた「蜉蝣」が成立したのではないかと。 あくまで推測ですけどね(^^; 書籍紹介 年末年始4、5冊目に読んだ本がこちら。 部首のはなし―漢字を解剖する (中公新書) 部首のはなし〈2〉もっと漢字を解剖する (中公新書) 漢字の部首には色んな謎や蘊蓄が詰まっているのです。 たとえば、 「臣」の部首はなぜ「工」なの? 「点」の部首はもともと「黑」だった? 「龠」って何を表す部首なの? 辞書によって漢字の部首が異なるのは何故? などなど、これはほんの一例。 部首にまつわるトリビア満載!(^^ 1つの部首が約4ページに収まっているので、 短時間しか無いときでもお気軽に読むことができます。 また、しっかり話にオチを付けてくれる点がいかにも阿辻先生らしいです(笑) 通常の漢字の勉強では得られない知識がいろいろ得られるのでオススメです。 クイズ解答 生物熟字訓クイズ初級編。 答えは以下の通りです! 金糸雀(カナリア) 十姉妹(じゅうしまつ) 雲雀(ひばり) 時鳥(ほととぎす) 蝸牛(かたつむり) 蜘蛛(くも) 蜚蠊(ごきぶり) 蜥蜴(とかげ) 蚯蚓(みみず) 烏賊(いか) 松魚(かつお) 海月(くらげ) 比目魚(ひらめ) 海胆(うに) 海鼠(なまこ) この中では「松魚」が少し難しいかな? 逆に「蜘蛛」「烏賊」は超初級問題ですね。 まぁ、この辺の分類は完全に主観的なものなのですが(^^; 熟字訓の難易度を定量的に数値化する方法ってないかなぁ。 多くの人に解答してもらって正解率を求めるのは有効ですが、 通常、そこまではできないですものね。 何かよい案があればこっそり教えてください(笑) 今回はクイズはお休みです。 ではでは、今日はこの辺でー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2012-01-11 bookmark_hatena 更新 漢字 旱 魃 蒡を追加。 これらの漢字を使った面白い言葉がないかなぁ、と探していたら 「大旱望雲霓(大旱に雲霓を望む)」という言葉がありました。 おおひでりのとき、雨雲や霓(=虹)を望んで、 雨の降ることを待ち焦がれること。 これは、立派な王者の出現を待ち望むことのたとえとして用いられたそうです。 日本も震災の爪痕がまだまだ癒えず、行政も迷走するばかりの現状において、 まさに大旱に雲霓を望む心境です。。。 書籍紹介 年末年始3冊目に読んだ本がこちら。 漢字を楽しむ (講談社現代新書 1928) 漢字を読む、漢字を書く、漢字を作る、という3つのテーマについて書かれた本。 特に「漢字を書く」の章では、高校生が制作した 漢字テストのふしぎ という、 漢字テストにおける採点のバラツキの理由を追究する動画作品に沿って、 著者の見解が述べられていてとても興味深かったです。 漢字の字形については、常用漢字表に 「明朝体と異なる印刷文字や筆写の実際を高速しようとするものでもない。」 とあるので、例えば「木」を「ホ」のように書いてもいいはずなんですが、 教育現場では往々にして不正解として扱われてしまうようです。 「書写体と活字体は違う」という認識が教員に広く認知されれば、 漢字テストでバツにされることも減るでしょうから、 漢字嫌いの子どももいくらか減るんじゃないかなぁ、と思わずにはいられません(^^; クイズ解答 植物熟字訓クイズ初級編。 答えは以下の通りです! 紫陽花(あじさい) 馬酔木(あせび) 無花果(いちじく) 女郎花(おみなえし) 公孫樹(いちょう) 茱萸(ぐみ) 蒲公英(たんぽぽ) 枳殻(からたち) 胡桃(くるみ) 向日葵(ひまわり) 百日紅(さるすべり) 木瓜(ぼけ) 竜胆(りんどう) 合歓(ねむ) 山葵(わさび) 「あせび」とか「ぐみ」なんかは、日常で耳にしない植物ですから、 この手の問題に慣れてない人には難問だったかもしれませんね。 熟字訓の世界は深みにはまるほどに、未知のことばに出会うもの。 それが、熟字訓を学ぶ楽しさの一つだと私は思います(^^ クイズ 昨日に引き続き、今度は生き物偏。 以下の漢字はなんという生き物でしょう?(難易度:初級) 金糸雀 十姉妹 雲雀 時鳥 蝸牛 蜘蛛 蜚蠊 蜥蜴 蚯蚓 烏賊 松魚 海月 比目魚 海胆 海鼠 敢えて難易度は落としています(^^; というのも、漢字に興味を持ち始めた方にも 楽しんでもらえるようなサイトにしたい、という思いがありまして。 時には難しく、時には易しく。 より多くの人に楽しんで頂けるネタを提供していければなぁ、と。 というわけで、正解は次回! ではでは、今日はこの辺でー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2012-01-10 bookmark_hatena 更新 故事・諺 三界の火宅、四衢の露地 醴水の交わり 熟語 四衢 醴水を追加。 「醴水の交わり」意外にも「○○の交わり」という言葉、たくさんありますよね。 書籍やWEBで調べつつ、以下にざっと挙げてみましょう。 管鮑の交わり 騎竹の交わり 金石の交わり 膠漆の交わり 口頭の交わり 爾汝の交わり 市道の交わり 杵臼の交わり 芝蘭の交わり 水魚の交わり 桑麻の交わり 布衣の交わり 刎頸の交わり 忘形の交わり 忘言の交わり 忘年の交わり 思ったより沢山ありました。。。(^^; 全部説明するのは大変なのでピックアップしてみましょう。 「騎竹の交わり」とは、子供のときからの幼なじみのこと。 「竹馬の友」、とも言いますね。 「爾汝の交わり」とは、「おまえ」「きさま」などと呼びあうほど親しいこと。 「刎頸の交わり」とは、その友人のためなら首を斬られても後悔しないほどに、 生死を共にする親しい交際のこと。 仲の良さを表す言葉って、沢山あるものですね。 いくつか知っておけば、スピーチなどの場面で使えることがあるかもしれませんね(^^ 書籍紹介 年末年始2冊目に読んだ本がこちら。 漢字の気持ち (新潮文庫) 甲骨、金文、篆書の字形を筆者の肉筆で大きく描き、 その一字一字について本義にのっとりながら、 その漢字が表現している世界を丁寧に綴った一冊。 単に漢字のなりたちを述べているだけなく、 著者の文字そのものに対する親しみが感じられて、 読んでいる自分までますます漢字が好きになってしまいました。(^^ 最初に古代文字の字形だけをみて、元の漢字を想像してから読むと、 古代文字判読の練習までできちゃいます。 これがまたちょっとした頭の体操になって楽しかったり。 価格も380円と控えめ。 漢字好きはもとより、漢字嫌いな人にこそ読んで欲しい一冊です。 クイズ解答 「髭」「鬚」「髯」は、以下のどの部位のひげ?という問題でした。 A.あごひげ B.くちひげ C.ほおひげ 答えは以下の通り。 A.あごひげ=鬚 B.くちひげ=髭 C.ほおひげ=髯(正字は「髥」) 「冉」は、柔らかい髭が左右に垂れたさまを表す漢字。 つまり、左右から生えるほおひげを表します。 これは、本字の「冄」の方がイメージしやすいかもしれませんね。 「須」には、「すべからく」という意味がありますが、原義は「ひげ」。 「彡+頁」で構成され、「彡」が柔らかくしっとりしたひげを表しています。 仙人のように長く伸びた柔らかいあごひげをイメージすれば覚えやすそうです。 「此」は、「ぎざぎざとしてふぞろいなさま」という意味があるそうです。 鼻の下にあるくちひげは、あまり伸ばしすぎることもないですし、 短くととのえている限りはぎざぎざしていそうですよね。 漢字の構成要素に着目すれば、このような違いも納得しながら覚えられるわけです。 ひげに限らず、多くの漢字は構成要素を理解することが習熟への近道だと思います(^^ クイズ 今回は熟字訓の入門問題です。 以下の漢字はなんという植物でしょう?(難易度:初級) 紫陽花 馬酔木 無花果 女郎花 公孫樹 茱萸 蒲公英 枳殻 胡桃 向日葵 百日紅 木瓜 竜胆 合歓 山葵 比較的易しい熟字訓を集めてみました。 漢字が得意だと思っていても、意外に1つ2つは読めない言葉が あったりするから油断大敵ですよね。 正解は次回! では、本日はこのへんで。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2012-01-08 bookmark_hatena 更新 睚眥の怨み 椽大の筆 修身斉家治国平天下 熟語 睚眥 椽大 斉家を追加。 「修身斉家治国平天下」とは、中国の古典である四書の一つ、「大学」に出てくる言葉です。 天下を治めるには順序が大切だということ。 国を治められない人に、天下など治められるはずがない、ということですね。 しかし、同様に 「自分の身を修められない者に、家庭を斉(ととの)えられるわけがない」となるわけで。 まだまだ未熟な自分ですが、いつか家庭を持つ前に きちんと身を修めなければいけないと思いました(^^; 書籍紹介 正月に色々漢字の本を読んだので、小出しで紹介しようかと思います。 年末年始休暇の最初に手を出したのがこちら。 タブーの漢字学 (講談社現代新書) 性、死、排泄など、直接的表現がはばかられる言葉や、 「諱(いみな)」と呼ばれる、直接呼ぶことが不敬にあたる貴人の実名に対し、 漢字文化圏の人々がどのように間接的表現をしてきたかが綴られた一冊。 まず、他の本には見られなさそうな面白いテーマだと思いました。 日本語で「惚れている」ということをはばかって「ほの字」と言うように、 漢字においても、さまざまな置き換え表現が為されているのだなぁ、と興味深く読めました。 また、諱の風習については聞いたことがありましたが、 想像している以上に厳密かつ壮絶な風習だったので驚いてしまいました。 昔の中国では、実名である諱で呼びかけることは親や主君などのみに許されるもので、 それ以外の人間が諱で呼びかけることは極めて無礼な御法度行為。 だから、漢字の一部を省いたり(「闕画」という)、別の漢字に置き換えたりするらしいのです。 しかし、辞書に正しい字を載せることですら不敬だとして重罪に処せられてしまうなんて。。。 なんとも融通の利かない面倒な風習だなぁ、と思いました。 クイズ解答 中国語看板クイズの解答は以下の通りです。 ①肯徳基(ケンタッキー) ②賽百味(サブウェイ) ③柯尼卡美能达(コニカミノルタ) 自分は、ロゴのデザインというヒントがあったので一部読めましたが、 文字だけではなかなか読めませんね(^^; クイズ 「ひげ」を表す漢字として代表的なものに「髭」「鬚」「髯」があります。 これらは、ひげが生えている部位ごとに使い分けられるのですが、 それぞれ、どの部位のひげでしょう? A.あごひげ B.くちひげ C.ほおひげ とてもベタな問題ですね。ま、おさらいの確認問題ということで(^^; ではでは、今日はこの辺でー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2012-01-06 bookmark_hatena 更新 同じ穴の貉 蜉蝣の一期 熟語 蜉蝣 漢字 貉を追加。 正月はゆっくりと家で漢字の本を読みながらすごしていました。 つい勢いで阿辻哲治先生の本を3冊も消化してしまいました。 それでもまだ、読まずに積んでる漢字本が5冊ほど残っているのですが(^^; 書籍紹介については、また後日少しずつ紹介してみます。 クイズ 先日、新年会に参加したのですが、その席で中国へ旅行してきた友人から 街角で撮影した看板による漢字クイズを出されました。 皆さんは以下の漢字が読めますか?(私は1つしか読めませんでした(ーー;) ①肯徳基 ②賽百味 ③柯尼卡美能达 読めそうで読めない。でも、機転を利かせれば意外と読める。 中国語には、そんな面白さがあると思いました。 ではでは、今日はこの辺で。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック! ■2012-01-02 bookmark_hatena 謹賀新年 あけましておめでとうございます。 昨年は国歩艱難の一年でしたが、 禍福倚伏という言葉もあるように、禍が福の因となり、 撥雲見日、一陽来復の年となることを祈願いたします。 本年も当サイトをよろしくお願いいたします。 第一回漢字クイズ大会 新春お年玉スペシャル! ということで漢字クイズ大会をやります!(^^ 以下、ルール説明です。 制限時間は60分とします。 カンニング行為は許可しません。 得点は設問毎に記載しています。満点は100点です。なお、合格点は設けていません。 解答は hojojoh□gmail.com までお送りください。(□を@に変えてください。) 解答期限は2012年1月8日(日)です。(期限を過ぎても採点は致します) 解答を送付して下さった方には、採点結果、参加者全体中の順位、模範解答を返送いたします。 個人個人の解答、成績は公表しませんが、集計結果(平均点、正解率など)は公表します。 1.同訓異字(5×2=10点) ①次の[]に当てはまる漢字を語群から選びなさい。(5点。ただし一問誤答につき1点減点) A 畑を鋤で[す]く。 B 岩海苔を[す]いて板海苔を作る。 C 髪を櫛で[す]く D 相手の意図が[す]けて見えた。 E 柔らかくした楮(こうぞ)を簀子(すのこ)で[す]いて和紙を作る。 F 包丁で薄く切ることを、[す]くという。 G 街路樹の枝を[す]いて整える。 語群:透、隙、漉、抄、鋤、梳、剥 ②次の[]に当てはまる漢字を語群から選びなさい。(5点。ただし一問誤答につき1点減点) A [た]つのが少し遅れ、遅刻した。 B 隣に家が[た]った。 C 喧嘩して以来、つき合いを[た]っている。 D 通信手段が[た]たれた。 E 厚紙を鋏(はさみ)で[た]つ。 F 党を割って、新たな会派から[た]つしかない。 G 時間が[た]つのは早いものだ。 H 髣髴(けしき)[た]つ、速吸(はやすい)の門(と)の波の色。 I 佐多稲子の連作短編集『時に[た]つ』は傑作だ。 J [た]つ鳥跡を濁さず 語群:経、佇、截、発、立、断、起、絶、建、顕 2.部首仲間はずれ探し(2×5=10点) 次のそれぞれのグループの漢字において、1つだけ他と異なる部首の漢字を答えなさい。 例:開・閉・聞・関(解答:聞) ①花・芸・募・芳・英・苗 ②股・肥・肪・肺・胎・豚 ③秋・和・秒・称・程・種 ④一・三・五・七・上・下 ⑤元・党・売・児・光・兜 3.熟語作成(2×5=10点) ()内の語を左側の字と組み合わせて熟語を作り、1つだけ残る漢字を答えなさい。 例:損(卑・汚・傷・益・失・欠) (解答:卑(他は、汚損・損傷・損益・損失・欠損)) ①寸(陰・劇・借・暇・正・鉄) ②暮(春・色・情・雨・薄・夕) ③緩(弛・漫・寛・急・衝・行) ④気(慨・鬼・和・骨・球・障) ⑤厳(寒・戒・端・酷・正・壮) 4.音訓判別(2×5=10点) 次の[]内の漢字の読みを音読みならカタカナ一字で、訓読みならひらがな一字で答えなさい。 例:[血]が出る (解答:ち(音読みはケツ)) ①[絵]を描く。 ②[夜]が明ける。 ③[図]に示す。 ④[胃]が痛い。 ⑤[荷]を降ろす。 5.漢数字穴埋め(2×5=10点) 次の□□の中にあてはまる漢数字を順に答えなさい。 例:□石□鳥(解答:一、二) ①□分□裂 ②□唱□歎 ③□嘴□舌 ④□巌□壑 ⑤□難□厄 6.畳語(2×5=10点) 次の[]内の漢字の読みを答えなさい。 ①[偶偶]友人に出くわした。 ②[寸寸]に引き裂かれる。 ③[努努]忘るることなかれ。 ④寒さが[沈沈]と身に沁みる。 ⑤言うことが人によって[区区]だ。 7.異体字(2×5=10点) 次の異体字を常用漢字で答えなさい。 例:竒(解答:奇) ①盃 ②丗 ③畍 ④乕 ⑤囙 8.古語(2×5=10点) 次の[]内の漢字を訓読みで答えなさい。なお、現代かな遣い、正かな遣いどちらでもよいものとする。 ①人よりもまさりて侍れば、[無礼]げなる心はよも使ひ侍らじ ②物思ふ人のたましひは、げに[憧]るる物になむありける ③心には忘れずながら[消息]などもせで(「しょうそく」は誤りとする) ④かかる君に仕うまつらで、[宿世]つたなく悲しきこと ⑤[貴]なるもの。薄色に白襲(しらがさね)の汗衫(かざみ)。 9.現代中国語(2×5=10点) 次の中国語が表す言葉を日本語で答えなさい。 ①保齢球 ②因特網 ③威士忌 ④陶笛 ⑤小熊猫 10.熟字訓書き取り(1個につき1点、最大10点) 「ほととぎす」を漢字で可能な限り挙げなさい。なお、鳥名、植物名のどちらでもよいものとする。 <以上> 解答、どしどしお待ちしています! 回答送信、完了致しました。採点の方、よろしくお願いします。 今年もどうぞよろしくお願い致します。 -- (漢字皇子) 2012-01-04 11 40 55 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック!
https://w.atwiki.jp/houji/pages/295.html
■2012-01-10 bookmark_hatena(show=none) 更新 故事・諺 三界の火宅、四衢の露地 醴水の交わり 熟語 四衢 醴水を追加。 「醴水の交わり」意外にも「○○の交わり」という言葉、たくさんありますよね。 書籍やWEBで調べつつ、以下にざっと挙げてみましょう。 管鮑の交わり 騎竹の交わり 金石の交わり 膠漆の交わり 口頭の交わり 爾汝の交わり 市道の交わり 杵臼の交わり 芝蘭の交わり 水魚の交わり 桑麻の交わり 布衣の交わり 刎頸の交わり 忘形の交わり 忘言の交わり 忘年の交わり 思ったより沢山ありました。。。(^^; 全部説明するのは大変なのでピックアップしてみましょう。 「騎竹の交わり」とは、子供のときからの幼なじみのこと。 「竹馬の友」、とも言いますね。 「爾汝の交わり」とは、「おまえ」「きさま」などと呼びあうほど親しいこと。 「刎頸の交わり」とは、その友人のためなら首を斬られても後悔しないほどに、 生死を共にする親しい交際のこと。 仲の良さを表す言葉って、沢山あるものですね。 いくつか知っておけば、スピーチなどの場面で使えることがあるかもしれませんね(^^ 書籍紹介 年末年始2冊目に読んだ本がこちら。 漢字の気持ち (新潮文庫 た 94-1) 甲骨、金文、篆書の字形を筆者の肉筆で大きく描き、 その一字一字について本義にのっとりながら、 その漢字が表現している世界を丁寧に綴った一冊。 単に漢字のなりたちを述べているだけなく、 著者の文字そのものに対する親しみが感じられて、 読んでいる自分までますます漢字が好きになってしまいました。(^^ 最初に古代文字の字形だけをみて、元の漢字を想像してから読むと、 古代文字判読の練習までできちゃいます。 これがまたちょっとした頭の体操になって楽しかったり。 価格も380円と控えめ。 漢字好きはもとより、漢字嫌いな人にこそ読んで欲しい一冊です。 クイズ解答 「髭」「鬚」「髯」は、以下のどの部位のひげ?という問題でした。 A.あごひげ B.くちひげ C.ほおひげ 答えは以下の通り。 A.あごひげ=鬚 B.くちひげ=髭 C.ほおひげ=髯(正字は「髥」) 「冉」は、柔らかい髭が左右に垂れたさまを表す漢字。 つまり、左右から生えるほおひげを表します。 これは、本字の「冄」の方がイメージしやすいかもしれませんね。 「須」には、「すべからく」という意味がありますが、原義は「ひげ」。 「彡+頁」で構成され、「彡」が柔らかくしっとりしたひげを表しています。 仙人のように長く伸びた柔らかいあごひげをイメージすれば覚えやすそうです。 「此」は、「ぎざぎざとしてふぞろいなさま」という意味があるそうです。 鼻の下にあるくちひげは、あまり伸ばしすぎることもないですし、 短くととのえている限りはぎざぎざしていそうですよね。 漢字の構成要素に着目すれば、このような違いも納得しながら覚えられるわけです。 ひげに限らず、多くの漢字は構成要素を理解することが習熟への近道だと思います(^^ クイズ 今回は熟字訓の入門問題です。 以下の漢字はなんという植物でしょう?(難易度:初級) 紫陽花 馬酔木 無花果 女郎花 公孫樹 茱萸 蒲公英 枳殻 胡桃 向日葵 百日紅 木瓜 竜胆 合歓 山葵 比較的易しい熟字訓を集めてみました。 漢字が得意だと思っていても、意外に1つ2つは読めない言葉が あったりするから油断大敵ですよね。 正解は次回! では、本日はこのへんで。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック!
https://w.atwiki.jp/houji/pages/303.html
■2012-01-13 bookmark_hatena 更新 漢字 蜉 蝣 睚を追加。 「蜉蝣」の虫偏を抜くと「孚斿」。 「浮游」のさんずいを抜いても「孚斿」。(「浮遊」は同音の漢字による書き換え語) この二つの言葉は、語源が同じなのではないかな・・・と思い、 漢和辞典を引いてみたらビンゴでした!(^^ 漢字源によると「浮游」の項目に「④虫の名。カゲロウ。」とありました。 もともと、浮かび漂うさまを表す言葉としての「浮游」が存在していて、 その後で、浮かび漂う虫であるカゲロウにこの字が宛てられたのでしょう。 そして、さらに後に偏を虫に変えた「蜉蝣」が成立したのではないかと。 あくまで推測ですけどね(^^; 書籍紹介 年末年始4、5冊目に読んだ本がこちら。 部首のはなし―漢字を解剖する (中公新書) 部首のはなし〈2〉もっと漢字を解剖する (中公新書) 漢字の部首には色んな謎や蘊蓄が詰まっているのです。 たとえば、 「臣」の部首はなぜ「工」なの? 「点」の部首はもともと「黑」だった? 「龠」って何を表す部首なの? 辞書によって漢字の部首が異なるのは何故? などなど、これはほんの一例。 部首にまつわるトリビア満載!(^^ 1つの部首が約4ページに収まっているので、 短時間しか無いときでもお気軽に読むことができます。 また、しっかり話にオチを付けてくれる点がいかにも阿辻先生らしいです(笑) 通常の漢字の勉強では得られない知識がいろいろ得られるのでオススメです。 クイズ解答 生物熟字訓クイズ初級編。 答えは以下の通りです! 金糸雀(カナリア) 十姉妹(じゅうしまつ) 雲雀(ひばり) 時鳥(ほととぎす) 蝸牛(かたつむり) 蜘蛛(くも) 蜚蠊(ごきぶり) 蜥蜴(とかげ) 蚯蚓(みみず) 烏賊(いか) 松魚(かつお) 海月(くらげ) 比目魚(ひらめ) 海胆(うに) 海鼠(なまこ) この中では「松魚」が少し難しいかな? 逆に「蜘蛛」「烏賊」は超初級問題ですね。 まぁ、この辺の分類は完全に主観的なものなのですが(^^; 熟字訓の難易度を定量的に数値化する方法ってないかなぁ。 多くの人に解答してもらって正解率を求めるのは有効ですが、 通常、そこまではできないですものね。 何かよい案があればこっそり教えてください(笑) 今回はクイズはお休みです。 ではでは、今日はこの辺でー。 名前 コメント すべてのコメントを見る ←他の漢検ブログもチェック!
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/1229.html
練熟漢字小学3年生 アイイーインスティテュート 2010年2月3日 DSiウェア 500ポイント 小学校3年で習う漢字を学ぶ学習ソフト 前作練熟漢字小学2年生から着実に、大人の階段を登っていきます
https://w.atwiki.jp/mousouyomi/pages/3111.html
【名前】ニシキオリ 【攻撃】目から硫酸を出す 【ポジション】四天王の二番目 734 名前:格無しさん 投稿日:2007/03/12(月) 01 35 15 ニシキオリ考察。色々不明。考察不能